The pipe rest

無駄使いの記録

鎌倉シャツ vs コルテーゼ

そう言えばだいぶ前にコルテーゼでオーダーしたシャツが届いていたが、レビュー記事を書こう書こうと思いつつ放置していた

というわけで早速書いていく
 
まずは対戦者の紹介だー

f:id:rejaiubvjearti:20160108232355j:image 

 
既成シャツの鎌倉シャツは1番ベーシックなラインで一着5400円。この価格帯の多くのシャツと違ってS、M、Lなどのサイズだけではなく7種類用意されている。最近流行りのピッタピタのサイズ感では無く、良くも悪くもゆとりがあるサイズ感であり、値段も相まって日常的に気軽に着られる。
1週間ごとに新製品が発売されており、マメにチェックしていると好みの柄が見つかりやすい。
悪い点としてはカラーの種類が少ない(基本的にレギュラー、ボタンダウン)、商品の回転サイクルが早いので定番商品以外はリピートしにくい点だろうか。        
因みにスリムフィットとクラシックフィットの2種類があるが、私が主に購入しているのは後者の方なのでそちらとの比較を書いていこうと思う。
 
対してコルテーゼは工場直営のオーダー店であり、ベーシックラインは二着で11800円。1着あたり5900円と鎌倉シャツとの差は小さくオーダー品としては恐ろしく安い。店舗に行って生地を2着分選び、採寸&ディティール決定を行う。完成まではだいたい1ヶ月と言ったところだろうか。
生地は棚に山積みにされた中から好きなものを選ぶ、スーツを作ったことがある人ならお馴染みのスタイルで、数百種類の生地から選ぶことができる。また、ディティールの自由度は大きく、胸ポケットの有無やカラーの形状からボタン数の変更までオプション無しでも相当カスタマイズ出来るので、既製シャツに無いデザインのシャツが欲しい人にはうってつけだろう。
悪い点として、サイズ感は数値のみで見るため初めて作る人には細部が想像しにくい(と言ってもこれは安価なオーダーに付きまとう問題かも)事で、1着目は仮縫いと割り切った方が良いだろう。
 
 
お待ちかねの比較(と言っても簡単なものだが)
 
縫製はどちらも工場縫製であり、大きな差は無いかと思う。強いて優劣を付けるなら鎌倉シャツの方が丁寧に縫われているように感じる。コルテーゼはその生地の薄さからか強度を保つために何度も往復して縫ってある所などがあってあまり綺麗では無い。
ボタンホールなどの処理はどうしても難しいようでどちらのシャツも多少ほつれなどがあった。
f:id:rejaiubvjearti:20160102205849j:image
生地の差に関しては確実に鎌倉シャツに軍配が上がるだろう。流石に値段を考えれば当たり前か。どちらも綿だが、鎌倉シャツはシットリとした手触りでコルテーゼのシャツは少しガサついている。生地の種類の差もあるが鎌倉シャツは厚手でしっかりしているのに対し、コルテーゼは薄手でシワになりやすく感じた。
追記しておくがどちらも家でアイロンを綺麗にかけるのは難しいのでクリーニングに出すことを覚悟しておいた方が良いだろう。
f:id:rejaiubvjearti:20160102205900j:image
コルテーゼでオーダーをした時はオプション無料フェアをやっていたので貝ボタンに変更したが、そこまで高級感のあるものではない。
因みにヨレているのはクリーニング屋のミスである。安いところに出すと往々にしてこうなるが着ればどうせシワになるのであまり気にしていない。この時期はジャケットを着ていることが多いし。
f:id:rejaiubvjearti:20160102205907j:image
ただしこれは鎌倉シャツにも言えることで、既製品の10000円以上するようなものに比べると見劣りしてしまう。
それとこの2枚の写真からわかるかと思うが鎌倉シャツの方が厚手で裏スケも少ない。
 
ここまでの所鎌倉シャツ優勢であるがサイズ感に関しては当然のことながらコルテーゼの圧勝である(逆にここで負けたらマズイでしょ)。
鎌倉シャツだとお腹周りが余る一方で手の長さが足りず少し突っ張るようになるのに対してコルテーゼはしっかり絞るところは絞ってあってシルエットが綺麗に出る。初回のオーダーと言うことで少々不満点はあるが…。
f:id:rejaiubvjearti:20160102205922j:image
そしてディティールを自由に決定できる、と言うのは私のような服好きにとっては大変素晴らしい事である。
ラウンドカラーや胸ポケット無しのシャツは大変珍しく、プレスマンフロントに至っては見た事すら無い。
f:id:rejaiubvjearti:20160102205930j:image
カフはカフリンクスを使える仕様にしたがホールがダブルなどの専用のものに対して小さめだからか種類によっては穴を通しにくい。物によっては全く通らなかったりするので注意が必要である。
 
 
とまあコルテーゼ、鎌倉シャツ両者ともに不満点はあり、5000円代で理想のシャツを手に入れる、という訳には行かないようだ。生地の質を重視する人は鎌倉シャツを、ディティールやサイズ感を重視する人はコルテーゼを、両方欲しいならもっとお金を出す必要があるだろう。
次回はコルテーゼの1着11800円のラインや普段スーツを作っているゼルビーノのパターンオーダーシャツなんかも試してみたいなぁと考えている。
シャツとネクタイは幾つあっても困らないが、この調子だと近い将来シャツ沼にハマりそうな予感が…。